SIMフリースマホにはデメリットが多い？SIMフリースマホの注意点を解説！

某大手キャリアでスタッフをしていた金沢です。格安SIMのことについて詳しく説明していきます。

SIMフリースマホがあれば、格安SIMを利用してスマホ代を抑えたり、SIMロック解除をしなくても他社へ簡単に乗り換えられたりとメリットがありますが、デメリットもあることをご存知でしょうか？

SIMフリースマホの利用を考えている人は、本記事を参考にメリットだけではなくデメリットにも目を向け、しっかりと理解した上で利用してください。

SIMフリーのデメリットと対処法とは？

まずは、SIMフリースマホにどのようなデメリットがあるのかの紹介。そして、その対処方法を解説していきます。

SIMフリースマホを、価格だけで選んでしまうのは危ないよ

端末により対応していない回線がある

携帯会社には固有のバンド(周波数帯)があり、そのバンドに対応している機種じゃないと通信ができません。特定のバンドにしか対応していない機種もあります。

機種とバンドを間違えないように選ばなくてはいけないので、注意が必要です。

対処法としては、格安SIMでスマホをセット購入することです。動作確認済みの機種と対応回線で売られているので、間違えることはありません。

もう1つが、日本で発売されている機種と複数の回線を持つ格安SIMを契約することです。

日本製のスマホが少ない

SIMフリーのスマホは海外メーカーのものが多く、防水・防塵、おサイフケータイや赤外線通信、ワンセグなどの日本人向けの機能がついていないものもあります。

対処法としては、シャープや富士通、ソニーなどの日本メーカーのSIMフリー携帯を使うこと。

そして、必要な機能を事前にピックアップして、その機能がついているスマホを選ぶことです。絶対に外せない機能やあると良い機能など、いくつかに分類すると探しやすくなります。

SIMフリーにはデメリットもあるがメリットもある！

SIMフリーには上記のようにデメリットもありますが、メリットも存在します。二つを比べてSIMフリーを使用するのかを決めてください。

SIMフリーなら、自分のライフスタイルに合った契約ができますね

格安SIMを使ってスマホ代が節約に

SIMフリースマホならキャリアの契約に縛られることなく、どの格安SIMでも使用することが可能になります。

格安SIMは使用料が安くなるだけでなく、たくさんの種類の格安SIMから自分に合うものを選べます。また、契約期間がなかったり、解除料がかからないなどのメリットもあります。

格安SIMには料金を抑えたデータ専用SIMもあるので、音声通話が必要ないのであればデータ専用SIMで使用料の節約も可能です。

海外で現地SIMを使える

海外旅行に行く場合には、SIMフリーであればSIMカードを差し替えるだけで海外でも使用できるようになります。

ただし、現地のバンドに対応していることが条件です。Wi-Fiをレンタルする必要が無く、SIMカードの交換のみでできるので便利です。

海外ではプリペイド式のSIMカードが、比較的安価で売られています。プリペイド式なので、使いすぎて支払いが心配ということもありませんよ。

自分にあったスマホを選べる

大手キャリアでの購入は、取り扱っている機種しか選択肢がありません。SIMフリースマホは最先端の機種から海外の機種まで、幅広い層の機種を購入することができます。

取扱店だけでなく、インターネットを使っての中古の購入も可能です。価格帯も１～10万越えの物まで取り扱いがあります。

予算の中から、自分に合ったスマホを選ぶことができるのも、格安SIMの良い所ですね。

SIMフリースマホの入手方法

今使っているスマホもSIMフリーにできますよ

SIMフリースマホの入手方法は大きく分けて3つです。次の項目から入手方法を1つ1つ解説していきます。

今使っているスマホをSIMロック解除する

機種の購入からの日数によっては、SIMロックを解除できないこともあります。

携帯会社	ウェブ	店舗
ドコモ	My docomo 受付時間:24時間	ドコモショップ 受付時間は 店舗営業時間による
au	My au 受付時間:9時~21時30分	auショップ 受付時間は 店舗営業時間による
softbank	My SoftBank 受付時間:9時~21時	ソフトバンクショップ 受付時間は 店舗営業時間による

キャリアで購入した機種は、SIMロックを解除することによってSIMフリースマホとして使用ができます。SIMロック解除の手続きはWebか店舗で行えます。

ドコモだけは、電話での手続きも可能です。SIMロック解除の手続きを店舗や電話で行うと、手数料3,000円がかかります。しかし、Webからであれば、手数料は無料です。

Webからの手続きも、指示通りに入力していくだけで難しくないので、ロック解除するのであれば手数料のかからないWeb手続きがおすすめです。

家電量販店やインターネットなどで購入する

SIMフリーの端末は、家電量販店やインターネットのAmazon、中古販売店などでも購入することが可能です。

実際に自分の目で見て触って購入を決めたい方には、家電量販店がおすすめです。しかし、大きい店舗でないと、実物が置いていない場合もあります。

少しでも機種を安く購入したい方なら、インターネットで価格を比較しながらの購入がおすすめです。特に中古品は機種の状態によって、同じ機種でも価格は大きく異なります。

格安SIMの契約と同時にスマホをセット購入する

格安SIMによっては、機種とセットでの販売を行っている会社もあります。格安SIMを機種とセット購入すると、月々のスマホ代と端末代をセットで支払えるメリットがあります。

また、セットになっている機種は、その回線での動作確認が取れている機種です。購入してから使えないことが発覚するなどの問題が発生しません。

格安SIMのことがよくわからない方には、安心して使用できるセット購入をおすすめします。

SIMフリースマホが購入できるおすすめの格安SIM

今回紹介するのは、3つの格安SIMの会社です

上記の3社は、次の項目から詳しく説明していきます。それぞれの格安SIMで、販売している端末は異なります。

OCNモバイルONE

まずは、OCNモバイルONEで取り扱いのある端末についてまとめました。

取り扱い端末	取り扱いの有無
iPhone	有り
Android	有り

OCNモバイルONEでは、iPhoneも取り扱いがある格安SIMです。iPhoneでは、iPhone SEや７以外にも、X・XS・XRも購入できます。

キャンペーンを開催しているので、お得に本体を購入可能です。OCNモバイルONEでは、音声通話SIMのみ本体とのセット購入ができます。

OCNモバイルONEの料金プラン

音声通話SIMの料金プランですよ

料金プラン	月額料金
1GB/月コース	1,180円
3GB/月コース	1,480円
6GB/月コース	1,980円
10GB/月コース	2,880円
20GB/月コース	4,400円
30GB/月コース	5,980円

OCNモバイルONEでは、音声通話SIMしか機種とセット購入できないので、音声通話SIMの料金プランの表示です。

自宅のインターネットでOCN光を契約していると、OCN光モバイル割が適用され月額から200円引かれます。

通信容量を使い切ると低速モードに入りますが、通信容量を追加すると高速通信に戻ります。容量の追加は、アプリを経由すると1GBが500円です。

楽天モバイル

次は、楽天モバイルの料金プランや取り扱い機種を見ていきます

取り扱い端末	取り扱いの有無
iPhone	無し
Android	有り

楽天モバイルは、Androidの機種のみ取り扱いがある格安SIMです。今回紹介している格安SIMの中で、楽天モバイルのみがiPhoneの取り扱いがありません。

楽天モバイルでは頻繁にプランと製品のセット購入で楽天ポイントが貰えるキャンペーンを行っているので、お得に端末の購入が可能です。

UN-LIMIT

プラン	楽天UN-LIMIT
月額料金	1年目：無料 ※先着300万人まで
	2年目以降：2,980円
データ 容量	楽天回線エリア：使い放題
	パートナー回線エリア：5GB
月額 通話料	国内：かけ放題 ※アプリ利用
	海外：980円
SMS	使い放題
事務 手数料	3,300円
リンク	公式詳細

楽天モバイルは最近、自社回線である楽天回線を利用した「UN-LIMIT」というプランを展開しており、従来のau、ドコモの回線を利用したプランは新規契約できなくなっています。

「UN-LIMIT」では、楽天回線エリアであれば無制限で、パートナー回線エリアであれば5GBまで高速データ通信を利用することが可能です。

他の格安SIMより月額料金が高く見えますが、データ容量を気にせず、ずっと早い速度で使えるという点でお得に感じる方もいるのではないでしょうか。

また、無料で使える「Rakuten Link」という便利なコミュニケーションアプリもあります。そちらについても詳しく触れていきましょう。

Rakuten Link

無料で使える「Rakuten Link」は、利用者同士の国内通話が24時間いつでも無制限でかけ放題になるという大変お得なアプリです。

また、国際通話オプションを利用することで、海外66の国・地域で通話を無制限に行うことも可能になります。こちらは月額980円となっています。

ただ、便利ではありますが、お互いがアプリを利用する必要があり、それ以外では通常の通話料金がかかる為、条件が限定されているという点には注意が必要です。

mineo

mineoはオプションが充実している格安SIMですよ

取り扱い端末	取り扱いの有無
iPhone	有り
Android	有り

mineoはAndroidもiPhoneも取り扱いのある格安SIMです。iPhoneでは、XRやXS、iPhone８も購入できます。他には、タブレットやルーターも販売しています。

mineoでは、SIMカードがささった状態で自宅に郵送するので、届いたらすぐに使用することが可能です。

音声通話SIM(デュアルプラン)

音声通話とデータ通信ができるプランです

プラン名	Aプラン	Dプラン	Sプラン
回線	au	ドコモ	ソフトバンク
1GB	1,298円
5GB	1,518円
10GB	1,958円
20GB	2,178円

ｍineoはドコモ・au・ソフトバンクのトリプルキャリアに対応している格安SIMです。そのため、ほとんどのSIMフリースマホを使用できます。

トライアルとして、デュアルタイプ200MBを月1,000円で体験できます。利用期間は最大２カ月です。

データ専用SIM(シングルプラン)

データ専用なので、お得な料金で使用できますね

プラン名	Aプラン	Dプラン	Sプラン
回線	au	ドコモ	ソフトバンク
1GB	880円
5GB	1,265円
10GB	1,705円
20GB	1,925円

ｍineoには、データ専用の料金プランもあります。SMSは無料で使用できる料金設定です。

データ通信のみのシングルプランなら、お試し200MBコースを月額300円で体験ができます。迷っている方がいたら、ぜひ体験してみてください。

SIMフリー端末を利用するのにおすすめの格安SIM比較

これまでは、3社それぞれの特徴を説明してきました。ここからは、3社の比較をまとめていきます。

比べるのは、サービス内容や料金プランです

キャリアの対応数で比較する

キャリアの対応数が多いと、それだけで機種の選択肢が増えます。

格安SIM	取り扱い回線	リンク
OCNモバイルONE	ドコモ回線	公式詳細
楽天モバイル	ドコモ回線、au回線、楽天回線	公式詳細
mineo	ドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線	公式詳細

※楽天モバイルのau回線・docomo回線の新規受付は終了しており、現在は楽天回線のみとなっております。

SIMフリースマホは、端末によって対応しているバンドが異なります。そのため、使用したい機種があるのなら、機種によって格安SIMを決めることもあります。

複数の回線を供給している格安SIMなら、SIMフリースマホの選択肢が広がります。また、機種変更時でも便利なので、おすすめです。

料金なども確かに大切ですが、後々のことを考えると選択肢は多く残しておいた方が手続きが楽になります。

保証サービスで比較する

万が一のために、保証は付けておいた方が良いですよ

格安SIM	セット購入の 保証	持ち込み端末の 保証	リンク
OCN モバイルONE	430円/月で利用可能	500円/月で利用可能	公式詳細
楽天モバイル	650円/月で利用可能	–	公式詳細
mineo	550円/月で利用可能	500円/月で利用可能	公式詳細

OCNモバイルONEとmineoは、セット購入時の端末保証オプションと端末持ち込み時の端末保証オプションを用意しています。楽天モバイルは持ち込みの保証はありません。

OCNモバイルONEではセット購入の方、mineoでは持ち込み端末の方が安くなっています。保証内容はそれぞれ異なるので、確認が必要です。

スマホユーザーの3人に1人がスマホの故障を経験しています。機種代も決して安くはありません。しっかりとした保証を付けておくことをおすすめします。

音声通話の料金プランで比較する

楽天モバイルだけ、3.1GBの料金設定となっています

格安SIM	月額料金	リンク
OCNモバイルONE	1,480円 (3GB)	公式詳細
楽天モバイル	2,980円 (無制限) ※一部エリアのみ	公式詳細
mineo	1,510円 (3GB)	公式詳細

価格だけで比較してみると、OCNモバイルONEが一番安い料金設定の格安SIMです。また、OCNモバイルONEは、OCN光モバイル割が適用されるとさらにお得です。

楽天モバイルは、最低利用期間と契約解除料なしで契約ができます。また、楽天回線エリアで高速データ通信が使い放題です。

mineoではフリータンクやパケットギフトのサービスで、データ量をシェアすることができますので、少ない容量の契約でも安心です。

OCNモバイルONEの公式サイトへ

総括：SIMフリースマホはデメリットもOCNモバイルONEなら大丈夫！

OCNモバイルONEなら、デメリットにもしっかりと対応してくれますね

OCNモバイルONEではスマホセット購入の端末種類が多いので、セット購入をすれば回線を気にすることなく契約ができます。

また、日本製のスマホも数多く取り扱っている格安SIMです。端末価格も10,000円台からあり、キャンペーンも行っているのでお得に購入できます。

月々の料金設定もお得で、毎月1回コースを自由に変更できたりするOCNモバイルONEはおすすめです。

自分に合ったプランを契約できるOCNモバイルONEで、スマホ代を節約してみませんか。

MVNO	OCNモバイルONE
月額料金	月額900円から
MVNO評価	★★★★
特徴	・契約期間は6ヵ月！ ・他とは異なるデータプラン！
キャンペーン	端末価格5,280円～

OCNモバイルONEの公式サイトへ

OCNモバイルONEのQ&A

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OCNモバイルONEの基本情報

項目	基本情報
事業者名
月額料金	月額900円～
端末保証	gooの端末保証 月額340円～ あんしん保証(持ち込み)月額500円
初期費用	初期手数料3,000円 SIMカード手配料394円
契約期間	音声通話sim:半年 データSIM：なし
契約解除料	1,000円
特徴	・端末料金が安い ・口座振替可能